
はりの けいこ
メタルエンボッシングアートは、ロシア・ヨーロッパで何世紀も前からその技術が職人たちによって伝承されてきました。その中でよく知られているのが「イコン」です。キリスト正教で崇拝されるキリスト・マリア・聖者像や聖伝の場面 を描いた聖画像にこのテクニックが使われました。
特殊な銀色のメタルエンボッシングシートに、独特な工具とテクニックを用いて、裏表にエンボッシングをして、装飾的な模様を施して作品を仕上げていきます。微妙な力加減で浮き彫りされた繊細なデザインが、不思議な光沢と輝きをみせてくれます。
銀色のモノクロームの世界は落着いた大人の雰囲気をかもし出します。
このメタルエンボッシングアートは、1992年、マグダリーナ・バリーナによって現代的にアート化され、メキシコ・ラテンアメリカで新しいクラフトとして広まりました。 その後、2002年アメリカにおいてもマグダリーナ・バリーナ、マグダリーナ・マルドゥーン母娘によりセミナーが開かれ、SDPショーなどでその魅力が語られ注目を集めました。日本のはりのけいこがアメリカでメタルエンボッシングアートと出会ったのはその頃です。重厚感のあるモノクロームの世界に強い感銘を受け、アメリカで学び、その後、各地で教室展開を行い日本全国に広まりました。
創ったメタルアートをフレーム、家具、アルバム、バッグ、キャンドルに貼るなど、トールペインティング等のアートにこのメタルエンボッシングを組み合わせることによって、かつてない重厚で豊かな質感のある作品を生み出すことができます。

